設立の手間

社団法人設立の手間について

NPO法人は活動内容が制限されているとともに所轄庁が決まっており、その所轄庁で認められなければ団体として設立することができません。財団法人はお金を元とした集まりのため出資金の額が300万円以上必要です。
しかし、一般社団法人の場合は人の集まりです。設立時の社員数が2名以上いればよいので人を集める手間が省かれます。出資金もゼロ円でよいのでお金を集める手間もありません。活動内容の制限もなく、日本の法律に違反さえしていなければ特に問題がないのです。設立後もその活動内容をどこかに報告する必要さえないのです。

簡単に設立できる一般社団法人ですが、設立しやすいということはそれだけ信頼度は高いとはいえなくなります。出資金もないため法人同士で取引をするとなるとあまり大口の取引はできません。社団法人は非営利団体のため活動してたとえ儲けたとしてもそのお金を分配することもできません。他の団体との取引を通じてお金を儲け、団体を大きくしていって、と考えているのであれば株式会社の方が向いているのです。ただ社団法人として一度設立すると途中で株式会社に変更することはできません。手間がなく立ち上げることができますが、その活動内容について・将来どうして行きたいかなども考えた上で立ち上げるようにしましょう。

一般社団法人は法律的に問題がないか調べるためにも、まずはその団体の法律である定款を作成します。どのような
活動を行なうのか・どういったルールで進めていくのか・監事や会計監査人の設置についてはどうなっているのか定めた定款はその団体の骨組みで、その作成にはそれなりに時間がかかるでしょう。しかし定款さえ完成し、定款認証が通過すれば1週間程度でほぼ手続きが完了です。あとは法務局に登記を申請して登記簿謄本や印鑑証明書を取得したりという場合にその場で完了するわけではなく数日から長くて2週間程度はかかります。ゆとりをもって考えても1ヶ月程度で完了するのです。

費用も定款の認証代として5万円・登記のための手数料として6万円と、あとは定款謄本の交付手数料で3000円程度・法人印作成代で12万円ほど用意しておけばよいのです。株式会社など会社を立ち上げるのであれば定款認証の際に印紙税が課税されるので印紙代も必要ですが社団法人は課税が免除されます。
手間が少ない社団法人の立ち上げだけに、そのほかの団体を作るのと比べてのメリットデメリットをきちんと調べた上で行ないましょう。